人間って、辛い経験をすると人生変わるよ、というお話。
つい先日の自分の経験談です。
少し長いですがお付き合いください。

人生初の全身麻酔手術

先日手術を人生で初めて経験しました。
腰椎ヘルニア悪化による切除手術です。
全身麻酔です。もちろん全身麻酔、初めて。
嫁さんも同様の手術をしており、話は聞いていました。

「大丈夫。寝てる間に終わるから。そんなビビんな。」

そうなん?そんなビビる必要ないのかなあ。

いざ、手術。そして・・・

どこか釈然としない不安を抱えながら当日を迎えました。
麻酔科の人、先生、付添の看護師さんに挨拶をしながら手術室へ。

「はい、少し腕ちくりとしますよー。眠くなりますよー。」

ああ、今さら怖くなってきた。。。
このあと腰、切るんですよね。。。
血、たくさん出るんだろうな。
大丈夫かな。失敗したりしないかな。

。。。。。
。。。。
。。。

「はい、終わりましたよー」

早い。本当に、寝てる間に終わった。
あれ、でも声が出ない。
口から管を抜かれる。
ああ、全身麻酔すると呼吸ができないから直接肺に管をいれるとかいっていたっけ。。。

むせることもままならず酸素マスクをつけられ、病室へ。

苦と向き合う。ただ、ひたすらに。

気づいたときには家族がベッドに横たわる私を見下ろして心配そうに見ていました。

「大丈夫??もう終わったよ。お疲れ様。」

ようやく、少しずつ声がでるようになり、術後、初めてでた言葉が、、、

「くるしい」

違う違う。わかってる。
ここは、「大丈夫、心配するな、ずっとそばにいてくれてありがとう」だ。
もう少し気を利かせて「君たちのいのりは届いてたよ。」か。

「たすけて」

ああ、かっこ悪い。情けない。
僧侶として、あるまじき姿。恥ずかしい。

それからコロナの影響もありすぐに家族も帰り(追い出され?)、一人で病室でうなり続けた。

足、曲げれない。
フットマッサージャーがうるさい。
熱い。熱、あるみたい。
けたたましくブザーが、なる。
痛み止めが終わったらしい。
辛い。熱い。痛い。のどが渇いた。
そして、、、ねれない。

普段、どこでも、すぐに寝れる体質の自分にとっては「ねれない」ことは久々の経験。
眠ることができれば、気を失えば、どれだけ楽だったでしょう。
それもできずに苦を実感。
苦とこんなに真正面から向き合ったのは初めての経験だったかもしれない。

朝まで、向き合い続けました。
結局、一睡もできずに、夜が明けました。
病室に入ったのが午後5時。正味15時間ほど続きました。

苦しい。でも、苦しいからこそ、生を実感できる。

「朝ですよー。」
看護師さんが部屋に入ってくる。
「小島さんってお坊さんだったんですねー。」
はは、そうなんすよ、でもこのざまです。
「少し身体起き上げてみましょうか。お手伝いしますね。」
全然、ちから入らない。
そしてあたまがくらくらする。
寝てないし、ねっぱなしだったからな。しかたないね。
「お水少しのみましょうか。」
「おいしい。」
「よかったです。どうですか。具合は?」
「生きていますね。」
「頑張りましたね。」
「ありがとうございます。」

一人で泣いてしまいした。
生を実感した瞬間でした。
一晩、苦と向き合い、そして生を実感して学びました。

私たちが生を実感するためには苦を実感する必要がある

まとめ : 苦しみは自分を変えるチャンス

苦しみから逃げずに、向き合う。
そうして生きていることを実感する。

そうすると
今、生きていることに心から感謝をできる。
今、生かされていることに心から感謝ができる。

そうすることで、わたしたちは変わることができる。

もし、今、苦しみが目の前に立ちはだかっているのなら。
それはチャンスです。
人生、変えれます。変わります。

余談ですが、それから、私はこうしてブログを書き始めました。
SNSもかじり始めました。
今までは「合わない」「なんか嫌い」といい避けてきましたが。
そんなのもったいない。

もし、誰かの目にとまってなにかの役にたてたなら。
おもしろい、と思ってもらえたら。
それは意味のあること。生を実感できる。
誰も見てくれない、という苦も実感できるけどね。

そして今回の「苦と向き合うこと」はきっと仏さまが私に与えてくださったのだとも思いました。
そうして大切なことを、教えていただいたのだ、と。
じゃあこの経験を、活かそう、とも思えたこと。
ありがたい。
ほんとうに、有り難い。

そんなお話でした。